皆さん、こんにちは。
年内で、今日が年末の大掃除に最適な陽気なんだそうです。ぜひ愛車の大掃除などしてみてはいかがでしょうか?
唐突ですが、自分の車の車検期間はだいたい頭に入っているものですよね。そして、車検を切らして使用しているなんてこともないものだと思います。
誰もが、世の中の車はちゃんと車検を受けて乗っているものと疑いもしませんね。
ところが、自動車関連の仕事をしていると、たまにうっかりして車検が切れたのを運転しちゃったから、早く車検を受けて下さいと言われることがあります。故意的だろうがうっかりだろうが、道交法上まずいことです。
国交省によると、15年度末時点で車バイクの約8000万台のうち、約300万台が無車検であり、放置してあるものや中古車の商品を除くと、約20万台はそのまま使用していると言われてます。
車検が切れている車の多くは、自賠責も切れていると思われます。また、故意的に使用している場合は、任意保険なんかも加入しているはずがない訳です。
そんな車と事故に遭遇した場合は、補償能力がないでしょうから、やられ損になることが殆どです。
昔、お客様が無車検無保険の車にぶつけられ、被害者となったケースがあります。もちろん加害者は補償能力がありません。
幸いに、お客様は車両保険に加入していましたので、自分の保険を使って通院と新しい車を買いましたが、それでも買う必要のなかったものを追金して買ったわけですから、やはり大変なことだったと思います。
そこで国交省は、持ち運びができるカメラでナンバーを読み取り、瞬時にデータと照合して、車検切れを判別できるシステムを来年度に実証実験し、18年度には本格運用を目指しているようです。
無車検無保険って、そんなに大したことがないように思えますが、実は重い罪なんです。
皆さんは、その加害者にも被害者にもならないように…